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NECソフトは「地域への貢献」を社会貢献活動の重点分野としており、地元の「江東区民まつり」に協賛するとともに、社員ボランティアが運営するブースを 開設しました。ブースでは、NECソフトが開発した最新ITを体験できる「年齢当てクイズ」、さらにはハーブガーデンプロジェクト(NECソフトのボラン ティア活動)で育てたハーブを使う石けん作りを来場者の皆様に楽しんでいただきました。

江東区民まつりは人々のふれあいのお祭りであり、誰もが気軽に参加できる手作りのイベントとして愛されています。2008年は26回目を迎え、10月18 日(土)と19日(日)の2日間で開催されました。約24ヘクタールの広さを持つ都立木場公園が中心会場となり、各エリアで市民グループやNPO団体、企業などによる様々な出し物や展示が行われました。市民の方たちによる仮装パレード、世界各国の民族芸能紹介、木場伝統の「角乗り」(貯木場や池の水に浮かべた角材に乗り、竹竿一本でバランスを取りながら様々な芸当を見せる)なども人気を集め、江東区外からも大勢の方が訪れて、来場者数は約43万人にも上りました。
NECソフトが提供した「年齢あてクイズ」は、ビデオカメラで撮影した映像から人の性別と年齢を推定するシステム「FieldAnalyst」を使った体 験イベントです。このシステムはNECソフトの研究開発部門であるVTC(Valway Technology Center)と、早稲田大学、NECメディア情報研究所、NEC Laboratories Americaの共同で開発されました。FieldAnalystでは、動画から抽出した顔画像を独自のアルゴリズムで解析し、性別・年齢を推定します。 プライバシーの点から映像が蓄積されることはありませんが、性別・年齢ごとの人数が計算され、店舗に来店する顧客層を分析するなど、主にマーケティング用 途での利用が期待されています。

「年齢あてクイズ」では、まず参加者に自分の年齢を自己申告してもらいます。続いてビデオカメラの前に立っていただくと、数秒でコンピュータが性別・年齢を推定。撮影の様子と推定結果は大型のディスプレイに表示され、本人はもちろん、周辺の方も楽しむことができます。
お祭りの出し物ですので、本当の歳を申告するかどうかは参加者の方次第ですが、コンピュータがピタリと当てた場合にはプレゼントも配られました。観客から は、思った以上の精度や意外な結果に毎回歓声が上がっていました。
2日間の期間中、年齢あてクイズの順番を待つ人の列は絶えることがなく、人気のコーナーとなりました。列に並ぶ間、推定の仕組みを説明したパネルをじっくり読む方、運営のNECソフト社員に熱心に質問される方も多く、関心度も高かったようです。
今回の出展は、地元のお祭りを盛り上げるということもさることながら、ITを本業とする企業として、人々にその新しい姿に実際に触れ、可能性を知っていた だくということも目的となりました。普段は企業や官公庁のお客さまを相手にしているNECソフトの社員も、こうした場で一般の方と触れあい、様々なことを 学ぶことができました。

「通りがかりで来たのですが、楽しそうなので立ち寄ってみました。顔の見た目と相応の結果が出てきて、年齢当てのシステムには関心しました。顔のしわとか 肌のハリとかの画像を見て判断しているのでしょうか。今やITは私たちに欠かせないものですから、社会に役立てることが大切だと思います。企業がどんなこ とを目指しているのか、こういう場で見せてもらえるのは良いことだと思います」

「江戸川区に住んでいますが、面白いので2~3年前から毎年のように来ています。肌の水分量をチェックするわけではないのに、どうやって年齢を当てるのか不思議でしたが、10,000人くらいの統計データをもとに画像で判定しているんですね。もっと笑っていれば若く判定されたのでしょうか。毎日チェックして、今日は何歳くらいに見えるかなんてコンピュータが教えてくれたら、お化粧や身だしなみが良くなるかもしれません」

開発側の人間として、参加者の方の年齢をきちんと当てられているかどうかは気になりました。様々な撮影条件下で推定の精度を上げるのはかなりのノウ ハウと技術力を必要とします。共同開発プロジェクトではそのあたりの学習アルゴリズムを、実際の小売業者さまにご協力いただいて磨いてきました。この技術 の応用法を開拓していくのも重要なミッションです。参加された方には、コンピュータが客観的に『何歳か』を言い当てるところがスリリングであり、ウケてい たようです。人と違ってお世辞は言いませんから。FieldAnalysは支社レベルの社会貢献活動でも引っ張りだこになっています。新潟支社が参加した 地域イベントでも実演をしました。こういう機会を大切にしたいと思います」
NECソフト株式会社
VALWAYテクノロジーセンター
研究開発マネージャー
金子賢一

「幅広い年齢の方に楽しんでいただけました。子供はもちろん、70歳~80歳という年齢の方も興味を持って参加されていました。年齢が上に推定され ると『え~』という声が上がったり、それを聞いて人がまた立ち止まったりといった具合で盛り上がっていきました。不思議なことに、どんな結果が出ても怒り 出す人はいませんでした。年齢がピタリと当たると驚いて『どんな仕組みなの?』と聞いてこられるのですが、あまりしつこく説明するのも押しつけがましい し、詳しい技術的なところまでは求めていらっしゃらないだろうしと、けっこう悩むものです。一般の方には普通には結びつかないこうした企業向けの技術も体 験していただき、NECソフトのカラーを出しながら我々らしいやり方で喜んでいただけるのはとても良いことだと思います」
協力会社社員
五十嵐 豪之さん

「特に女性の方が”興味しんしん”でした。家族でいらして、お母さんがまず試して、お父さんもしぶしぶやってみるといったパターンも多かったです。 NECソフトがどうこうでなく、体験されたことが印象に残り、話の種になって、新しい技術の一端が伝わっていく、そうしたきっかけになれば良いと思いま す。私は、年齢当てクイズとハーブ石けん作り、両方のお手伝いをしました。ある程度の規模以上の会社は、お金を出す方法もありますが、社員が参加してこう したボランティア活動をやることが大切だと思います。今回のように会社という枠で少しだけでもお手伝いができる仕組みが良いのではないでしょうか。これか らは特に若い社員にもっと参加して欲しいです。地域に貢献できるし、一般の市民の方とふれあえば、ITをどう思っているのか、肌で感じることもできます。 自分に合った貢献活動にパッと手を挙げて参加できるようになることを期待します」
NECソフト株式会社
ITトレーニングセンター
小崎ゆかり